竹馬のはじまり
2013年09月06日
平成8年度から
「体力づくり」の一貫として
始めた“竹馬”
「強いからだ」と願って
始めた竹馬ですが
想像もつかないほど
沢山のドラマを私たちに残してくれました
初めはひよこの行列のように
竹馬をただ持って順番に歩いていくという
こどもなりの遊びを楽しんでいるようでした
が、いざ竹馬に乗って
バランスをとるとなると難しく
「先生持って!」
必死で一歩一歩を進む
こどもたちの姿が見られるようになります
こどもの額から…そして
先生にも流れ落ちる玉のような汗
ぬぐうこともできずに
二人一緒になって前へ前へ
あちこちで先生方やこどもたちの
熱い声が響きます!
「あと一歩!」
「もう少し!」
「がんばって!」
「できる、できる、絶対にできる!」
足の皮が剥け
何度も血が滲み
随分痛い思いをしました
そのうち一人二人と
乗れるようになると
「先生見て見て、1人でのれた~」
大きな声が園庭に響き渡ります♪
赤トンボが飛んでいる日
「トンボさんちょっとのいて~」
こどもらしい言葉に
私たちもつい笑ったりすることも…
そんな時ある子が
「ねぇ、先生、竹馬に乗って世界一周してみたい」と言いました
運動会で初めて披露する日
その言葉をもらって
「世界一周冒険の旅」として
堂々と竹馬がスタートしました
世界にひとつしかない
お父さん・お母さん
おじいちゃん・おばあちゃん
地域のおじさん…
みんなに作っていただいた竹馬に乗って
こどもたちの表情は誇らしく
自信に満ち溢れていました
それから17年
「年長さんになったら竹馬に乗れる」
弓削田保育所のこどもたちには
そんな夢があります☆
竹馬の意義は
「みんなで竹切り―
親子で竹馬作り―
自分だけの竹馬の完成」という
一連の作業の中にあります
たくさんの方々の愛情が
いっぱいつまっているからこそ
こどもたちはそんな方々の
期待に応えようとこわさを乗り越え
高さに挑戦しようとすごい力を発揮し始めます!
その「挑戦」は
“最後まであきらめない心”
“がんばればできるんだという力”になります
何度練習してもできなかった時
お友達が乗れるようになっても
「よかったね」と言えない“自分”に気付き
お母さんがお迎えに来て
「お友達に“おめでとう”が言えない自分がくやしい」と
泣きじゃくった子もいました
一つの自信が大きな力となり
それは集団をかえていく力となります
できなかった自分という感情体験が
相手を思いやり気遣う心を育てます
こどもたちのたくさんの涙、たくさんの汗
すべてが輝いて見えます☆
ただ単に高さを競うのではなく
一人ひとり子どもによって違う
その子なりの高さへの挑戦!
一つのことをやり遂げることによって
それが新たな自信や意欲につながっていく
そんな可能性をいっぱいひめているこどもたち―
その可能性をひきだしながら
こどものキラリと光る瞬間を見つめていくのが
私たちの仕事だと思います
「体力づくり」の一貫として
始めた“竹馬”
「強いからだ」と願って
始めた竹馬ですが
想像もつかないほど
沢山のドラマを私たちに残してくれました
初めはひよこの行列のように
竹馬をただ持って順番に歩いていくという
こどもなりの遊びを楽しんでいるようでした
が、いざ竹馬に乗って
バランスをとるとなると難しく
「先生持って!」
必死で一歩一歩を進む
こどもたちの姿が見られるようになります
こどもの額から…そして
先生にも流れ落ちる玉のような汗
ぬぐうこともできずに
二人一緒になって前へ前へ
あちこちで先生方やこどもたちの
熱い声が響きます!
「あと一歩!」
「もう少し!」
「がんばって!」
「できる、できる、絶対にできる!」
足の皮が剥け
何度も血が滲み
随分痛い思いをしました
そのうち一人二人と
乗れるようになると
「先生見て見て、1人でのれた~」
大きな声が園庭に響き渡ります♪
赤トンボが飛んでいる日
「トンボさんちょっとのいて~」
こどもらしい言葉に
私たちもつい笑ったりすることも…
そんな時ある子が
「ねぇ、先生、竹馬に乗って世界一周してみたい」と言いました
運動会で初めて披露する日
その言葉をもらって
「世界一周冒険の旅」として
堂々と竹馬がスタートしました
世界にひとつしかない
お父さん・お母さん
おじいちゃん・おばあちゃん
地域のおじさん…
みんなに作っていただいた竹馬に乗って
こどもたちの表情は誇らしく
自信に満ち溢れていました
それから17年
「年長さんになったら竹馬に乗れる」
弓削田保育所のこどもたちには
そんな夢があります☆
竹馬の意義は
「みんなで竹切り―
親子で竹馬作り―
自分だけの竹馬の完成」という
一連の作業の中にあります
たくさんの方々の愛情が
いっぱいつまっているからこそ
こどもたちはそんな方々の
期待に応えようとこわさを乗り越え
高さに挑戦しようとすごい力を発揮し始めます!
その「挑戦」は
“最後まであきらめない心”
“がんばればできるんだという力”になります
何度練習してもできなかった時
お友達が乗れるようになっても
「よかったね」と言えない“自分”に気付き
お母さんがお迎えに来て
「お友達に“おめでとう”が言えない自分がくやしい」と
泣きじゃくった子もいました
一つの自信が大きな力となり
それは集団をかえていく力となります
できなかった自分という感情体験が
相手を思いやり気遣う心を育てます
こどもたちのたくさんの涙、たくさんの汗
すべてが輝いて見えます☆
ただ単に高さを競うのではなく
一人ひとり子どもによって違う
その子なりの高さへの挑戦!
一つのことをやり遂げることによって
それが新たな自信や意欲につながっていく
そんな可能性をいっぱいひめているこどもたち―
その可能性をひきだしながら
こどものキラリと光る瞬間を見つめていくのが
私たちの仕事だと思います
Posted by 弓削田保育所 at 14:27│Comments(0)
│竹馬
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